昨日、小さな引き出しを片づけたときの話を書きました。
今日は、そこからちょっと意外な変化があったので、そのことを。
何が変わったって、私の「イライラ」が、すこし減ったんです。
散らかった部屋より、散らかった気持ちにイライラしてたのかも
うちは、よくある家族構成。
夫と子どもがいて、それぞれにマイペース。
リビングに脱ぎっぱなしの靴下。
洗面所には、使いかけのドライヤー。
言ったそばから散らかされて、私ばっかり片づけてる気がして、
つい、プチっと怒ってしまうことがよくありました。
でも、昨日から今日にかけて、自分の引き出しや棚を少しだけ整えていたら——
不思議と、「まあ、いっか」と思えることが増えていたんです。
モノを整えると、気持ちにも余白が生まれる
これは本当に体験して感じたことなんですが、
自分のスペースを整えると、相手に期待しすぎなくなるんですね。
「なんで私ばっかり?」
「もっとちゃんとしてよ!」
そんな気持ちって、自分の中がいっぱいいっぱいなときに、あふれてくるものなんだと思います。
だけど、引き出しの中がスッキリしていて、
キッチンのカウンターにモノがないだけで、
なんだか呼吸が深くなる。
すると、家族のちょっとしただらしなさにも、
「ま、元気ならそれでいいか」と、笑える余裕が生まれてくるから不思議です。
主婦って、空気みたいに暮らしの“温度”をつくってる気がする
たとえば朝、私が不機嫌だと、家全体がピリつきます。
でも私が機嫌よくお茶をいれていたら、それだけで家族の口数が増えたりする。
この家の空気って、もしかしたら私がつくってるのかもなあ…と最近よく思います。
そしてその「空気の温度」は、
“自分の心の状態”とつながってる。
そう思ったとき、モノを減らすことって、
暮らしだけじゃなく、関係性にも作用するんだなあと気づきました。
「がんばって片づけなきゃ」じゃなくて、「心が整うから片づけたい」
以前は、
「ちゃんとしなきゃ」
「キレイにしなきゃ」
「主婦なんだから」
っていう義務感だけで片づけようとしてた気がします。
でも今はちょっと違って——
「自分がラクになれるから片づけたい」
「笑顔で過ごしたいから整えたい」
そう思えるようになってきました。
その小さな気持ちの変化が、暮らしの中にじんわりと広がっている気がしています。
今日、私がやってみたこと
・テーブルの上にある調味料を元の場所に戻す
・食器棚の「使ってないマグカップ」を1つだけ手放す
・洗面台の上をさっと拭く
ほんの5分で終わることだけど、
それだけで空間が「私にやさしくなった」感じがしました。
最後に
誰かのために片づけるのは、疲れます。
でも、自分のために片づけるのは、ちょっと心がほぐれる。
その心のやわらかさが、
まわりにも静かに伝わっていくのかもしれません。
今日も私は、少しだけ整えて、
すこしやさしくなれた気がしています。